2025/07/11 福祉行政学科

「福祉行政入門」で公務員試験の教養科目と専門科目にチャレンジしました

7月9日(水)前期最後の「福祉行政入門」では、実際の公務員試験問題にチャレンジした上でその勉強方法を学びました。最近は国家公務員総合職の二年生受験が可能となりましたし、国家公務員一般職や警視庁なども大学三年生受験が可能になるなど、早期化が進んでいます。そのため、早めに問題に触れて対策を進められるよう、福祉行政学科では一年生の時から公務員試験の問題を講義内で解いています。
前半は、教養択一試験(一般知能)の中の「文章理解」の「英語」について、本学で英語を担当している太田聡一先生から、公務員試験や就職試験で求められる英語力のレベル、本学学生の英語力の水準、実際の公務員試験の分量などの説明がありました。その上で、日本の英語教育では圧倒的に英語に触れる量が足りないため、毎日15分でも良いので英語を学ぶ時間を確保すること、過去に遡って単語数や文法を確実にすること、そのためのオンラインを含む有効な教材の紹介などがありました。
後半は、アメリカで国際政治の博士号を取得した生田目学文先生から、専門試験の「国際関係」についての説明があり、頻出分野や受験区分毎の365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@性の違いなどを学びました。それから実際に「開発援助」「国際人権問題」「国際環境問題」の3つの過去問に皆でチャレンジしました。専門試験の問題なので多くの学生が手こずったようですが、実際に問題に触れることで「漠然とした夢」が「はっきりした目標」に変わったのではと思います。

後期もこのような形で、多くの専門科目に実際に触れる機会を増やし、学生の意識を高めていきます。

学生の声

「今回、公務員試験の英語や国際関係の問題を実際に解いてみて、試験の出題傾向や難易度を肌で感じることができ、大変有意義な学習となりました。英語では文法や読解力が問われる設問が多く、限られた時間内で内容を把握し解答する力の365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@性を痛感しました。国際関係分野では、国連の構造や各国の外交政策、国際条約など幅広い知識が求められ、日頃からの時事問題への関心と基礎知識の蓄積が不可欠と感じました。また解説を通じて問題の背景や正解の理由を深く理解でき、ただ正誤を確認するだけでなく応用力を高めることもできました。今後も継続的に演習を重ね、公務員試験合格を目指して努力していきたいです」

「4月から空いた時間に単語学習を進めているが、やはり圧倒的に数が足りていないことを再確認した。今の自分の英語力を知ることで、現状の英語レベルに合わせて基礎を学習する勉強の仕方ができる。公務員試験に向けて過去問に取り組めるくらいの英語力を身につけることも目標にしたい」

「公務員を目指すうえで、英語はこれからますます大切になると感じました。現在は多くの場面で外国人とかかわることがあり、英語があればスムーズに進むと思いました。国際的な視野を持つことも、公務員として必要だと思います。海外とのつながりが強くなる中で、日本のことを正しく伝えたり、他の文化を理解したりする力が求められます。また、災害が起きた時は緊急時なので、近くに通訳の人なんかいないと思うし、公務員が英語をできた方がいいと思うから、今からでも英語を勉強したいと思います」