小林 万洋ゼミ(人格心理学 / 心理査定 / 司法?犯罪心理学)
人間のことは本当に分からない、でも少しでもその理解を深め、その幸せを社会も含めて実現するために私たちはどうすればよいのか、共に考えたいと思っています。
ゼミの特色
非行や犯罪については、マスメディア、ソーシャルメディアを通じて接する内容や情報がほとんどであり、それによって私たちの犯罪観?非行観が形作られるところがありますが、実際の矯正施設での長年にわたる心理職としての実務経験の中で、非行や犯罪をした当事者の方と向き合うことで教えられたこと、気づかされたこと、考えさせられたことは数多くありました。
非行?犯罪は私たちの身近にある生活課題、福祉課題の一つです。また非行や犯罪をした当事者への支援、再犯?再非行の防止と円滑な社会復帰、社会的包摂は、単に司法領域の課題にとどまらず、保健医療?福祉?教育?産業など多領域での重層した支援が必要不可欠であり、さらにこうした当事者への支援は当事者はもとより社会全体のウェルビーイングの向上に資する取組にほかなりません。
ゼミでは、矯正の心理職等を目指す方に学んでほしいことを学年ごとに設定しました。2年生を対象としたリエゾンゼミⅡでは心理的アセスメントと心理学的支援の基礎的事項の修得を、3年生のゼミでは「ユング心理学入門」講読と心理尺度作成による「こころ」へのアプローチについての学びを、4年生のゼミでは「犯罪白書」と「再犯防止推進白書」を用いた非行?犯罪の実態と刑事政策上の各種施策に係る理解とをゼミの内容及び目標としています。
ゼミでの発表は、事例検討で用いられているPCAGIP法の考え方を援用し、発表者が自らの興味や関心に基づき、発表をします。その発表を皆で温かく支え、お互いの気づきや成長を促すことを目的として、ゼミ自体が援助、協働の場となることを期待しています。
関連ページ
- 小林 万洋教授 教員業績
- 福祉心理学科のゼミ紹介
