吉田 綾乃ゼミ(社会?集団心理学 / 社会的認知)

社会心理学の視点から自己?他者?社会課題に向き合い、実証的研究を通して心理実践力を身に付けるゼミです。

研究紹介

自己卑下呈示の研究を出発点として、コミュニケーションを支える認知資源であるワーキングメモリキャパシティ(Working Memory Capacity: WMC)の個人差に関心を広げてきました。これまでに、WMCと視点取得、ステレオタイプ抑制、感情制御、自己制御や集団間葛藤の関連について研究を行いました。現在は、キャパシティの不足が偏見や差別を生み出すだけではなく、豊富なキャパシティを有する個人であっても、特定の状況下では他者排除が生じうる点に着目し、社会の分断が生じるメカニズムを多角的に明らかにする研究に取り組んでいます。

ゼミ紹介

「心理実践力」の習得に向け、4年間を通じた段階的な学びを提供しています。1年次は、PBL(問題解決型学習)としてグループによるインタビュー調査(質的研究)に取り組みます。2年次は、「身体化認知(embodied cognition)」に関する文献講読とプレゼンテーションを行い、グループでの追試研究(量的研究)を経験します。

3年次からは、論文講読とディスカッションを重ねながら個人研究を進め、4年次にはその集大成として卒業研究に取り組みます。また、3?4年合同の研究発表会を通じて、相互に学び合う姿勢を大切にしています。

社会心理学の研究手法を修得するとともに、卒業後も、自身や他者、組織や社会に生じるさまざまな課題を客観的に捉え、解決へと導く力の育成を目指しています。 

学生の声

合同研究発表会に参加して

『発表会では、他学年の研究にも触れることが出来、新しい学びが多くありました。研究のテーマも幅広く、思いつかないようなテーマや視点、考察など、なるほど!と感じることが多くとても刺激になりました。様々な発表を聞く中で、ますます心理学への興味が深まったように感じます。心理学は「学問」にとどまらず、常に身近にあるように感じます。ふとした疑問や興味から始まり、掘り下げて考え、自分なりに考察していくというプロセスは大なり小なり日常生活で生じています。それを学問として学び、難しさや面白さをゼミを通して感じることが出来ました。心理学を勉強してよかったなあと改めて感じた一日になりました。これからの生活でも、問題にぶつかることや葛藤が生じることがあると思いますが、その時に「どうして問題が生じたのか?」「どうしたら解決できるだろう」と、自ら考えて行動していこうという心構えに繋がったと感じています。(4年生)』

『4年生の先輩方の発表から、考察の深さに感動しました。結果に対してAだけでなくBも考えられるといった考察の仕方をしていて、自分が4年生になったらこんなにハイレベルな研究と発表ができるのか心配になりました。ですが、今日の発表会を通して学んだことはとても多いので、4年次の研究に繋げたいと思いました。また、簡潔にかつ伝えたいことを分かりやすく伝えることの難しさを改めて感じるとともに、自分の課題を見つけることもできたため、今回の発表会は私にとってとても有意義なものとなりました。4年生の研究ではさらに発展したものができるよう頑張っていきたいです。(3年生)』

『ゼミと心理学実践研究実習を通じた研究は自分にとってとても意味のあるものになったと思います。今までの心理学を学ぶ立場から、研究?発見をしていく立場になり、これまでにない考え方をすることができました。また、実際の研究が難しいことも肌で感じる事ができたと思います。発表に対して、他の人から意見をもらうことで自分にはない考えを得ることができたことも、大きな学びになりました。他の人の発表で自分の研究に応用できそうな内容が沢山、見つかったことも大きな成果だったと思います。(3年生)』

 

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